どうぶつ文学 動物たちをめぐる珠玉のストーリー♪

 作品を彩る個性豊かな動物たちと出会ってみませんか?

  文学作品には様々な動物たちが登場します。人間と触れ合い暮らしを共にするだけでなく、時にめくるめく冒険へ誘ったり、勇気や感動を与えてくれたりします。ただ可愛いだけでは語れない、魅力溢れる動物たちの姿にふれてみませんか?
  図書館スタッフイチオシの「動物にまつわる小説・エッセイ」を紹介します。

★動物たちをめぐる珠玉のストーリー
  (著者50音順:日本の作家/外国の作家)

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動物たちをめぐる珠玉のストーリー

「雨はコーラがのめない」
江国香織  著

  「雨」とは、著者の飼っている愛犬の名前。当時を「幽霊のように生きていた…」と振り返る著者が出会った犬。そんな「雨」と過ごした四年間が、著者の好きな音楽と絡めて書かれています。
  音楽はQUEEN、尾崎紀世彦、世良正則など、洋楽からJ-POPまで幅広く、「雨」と二人で音楽を聴く著者の思い出とともに、「雨」に対する愛情の深さが伝わってきます。動物が好きな方だけではなく、音楽が好きな方にもおすすめしたいエッセイです。

「犬と私の10の約束」
川口晴 著

  あかりが12歳の時、犬のソックスがやってきた。母はあかりに、ソックスを飼うために必要な「犬との10の約束」を条件として告げる。そんな母も他界。中学、高校と進学し、親子関係、恋愛、引っ越し、進路、受験…。思春期の対人関係や変わりゆく生活環境に、母とした「10の約束」を忘れてしまう。そして、犬の寿命とされる10年が過ぎて…。
  命を預かる喜びと責任。じんわりと胸に迫る作品です。

「アルパカ探偵、街をゆく」
喜多喜久  著

  気品と威厳を兼ね備え、低音ボイスで語りかける、貴族出身のアルパカ探偵・ランスロット。黒いマントのお供の男性を連れて、家族や友達との関係に悩む人々の前にスッと現れます。言葉を話すアルパカに最初は度肝を抜かれますが、どんなに困難な問題でも、見事な名推理を披露し、解決してしまいます。人との結びつきの大切さに気づかせてくれ,読み終えた後は心が温まります。
  白くてふわふわもこもこの、名探偵の活躍をお楽しみください。

「しずく」
西加奈子  著

 「私たちが飲んでいた、あの水、まるっきり流れ星みたいな、あのかわいらしい水は――(作中より)
  シゲコとエミコ、夢を追うふたりの暮らしにはささやかな幸せが満ちていた。それは猫のフクとサチにとっても同じ。鳴いて、まわって、もつれあい、ごろんと転がり、ケンカをしてからのんびり眠る。あの頃、いつも一緒にいた。ひんやり…やわらかく…あたたかく…それは「わたしとあの子」の記憶。

「かのこちゃんとマドレーヌ夫人」
万城目学  著

  視界がかすむほどの大雨が降り注いだ9月のある日、小学一年生のかのこちゃんは一匹の猫と出会います。お母さんが焼いてくれるマドレーヌにそっくりな毛色をした猫は「マドレーヌ」と名付けられ、かのこちゃんの家族に迎えられます。人間と一時中身が入れ替わってしまうマドレーヌや、初めての自由研究で散歩コースを地図にしたかのこちゃん。そんなちょっぴり不思議で新しい出来事に溢れる日常や、出会いと別れを経験する様子が瑞々しく描かれています。

「しっぽちゃん」
群ようこ  著

  仕事や日々の生活にストレスを抱えるOLが、拾った仔猫と暮らす「ネコのトラタロウ」、孫娘から贈られたインコの世話を巡って張り合う老夫婦の物語「セキセイインコのピーちゃん」など、種類を問わず「しっぽ」を持つ動物をめぐる短編10点を収録。
  著者は多くの作品で動物を描いていますが、一つひとつの物語に、著者ならではの「動物愛」が溢れています。

「ペンギン・ハイウェイ」
森見登美彦  著

  突如街に現れたペンギンたちの謎を解明するべく「ぼく」は同じクラスのウチダ君、ハマモトさんと探検隊を結成し、敵対するグループの「スズキ君帝国」との、時に壮絶な戦いを経ながらも調査を続けていくのだが…。ペンギンはどこから現れたのか、その謎を握るのはなんと歯科医院のお姉さんだった!?
  次々と現れる不思議な現象に遭遇するひと夏の冒険物語。主人公たちが精一杯謎と向き合う様子が微笑ましくも頼もしくも感じられる一冊です。

「ロバのサイン会」
吉野万理子  著

  ロバのウサウマは、あるテレビ番組に出演し、一躍スターになります。しかし、そんなウサウマも次第に悩みを持つようになり…。嬉しい事や悲しいこと,楽しいことや辛いこと、様々な経験をしながら一生懸命に生きる様子が動物目線で描かれています。
  作中には、猫、イルカ、鹿、イグアナ、犬、蝶、セキインコなどたくさんの動物が登場します。人間との絆を大切にする所や、かわいくて愛らしい動物達の姿が読む人の心を癒してくれる一冊です。

「紙の動物園」
ケン・リュウ  著

  母は折り紙の動物に命を吹き込むことができた。唸り声をあげる虎、テーブルの上を跳ね回る水牛、流しの中で泳ぎ回るアルミホイルの鮫…少年はそんな動物たちを愛おしむが、成長するにつれて距離を置くようになっていく。そして母の死後、大人になった少年の前に「包装紙と破れたテープでできた球状のもの」があらわれる…。
  SF・ファンタジー小説に与えられる主要な文学賞を総なめにした、温かくも切なさを感じさせる作品です。

「アルジャーノンに花束を」
ダニエル・キイス  著

  32歳になっても幼児の知能しかないチャーリイ・ゴードンは、未知の脳手術の被験者となり、IQが飛躍的に向上する。日を追うごとに知識をつけ、新しいことを知る喜びと難しい問題を解く楽しみを得る。しかし、知力が広がるにつれ世の中のイヤな部分も見えることに。そんな時、先に手術を受けた天才ハツカネズミ、アルジャーノンに異変が…。アルジャーノンとチャーリイの運命は?! 人間にとって知能とは、本当の幸せとはなにか? 現代社会に問いかける、ダニエル・キイスの出世作。

「犬の心臓・運命の卵」
ミハイル・ブルガーコフ  著

  昨今インスタグラムやツイッターでは、人間のような動きや表情をする犬が大人気。しかし、実際に人間になってしまった犬がいたらどんな扱いを受けるのか?
  主人公の野良犬シャリクは、幸か不幸か、おぞましい実験に巻き込まれ人間にされてしまう。見た目だけではなく、振る舞いや願望までも限りなく人間に近づいたシャリクは、次第に社会を揺るがす存在として恐れられていくが…。

「かもめのジョナサン【完成版】」
リチャード・バック  著

  全世界を虜にした『かもめのジョナサン』が、40年の時を経て蘇る。そこには、すでに書き上げていながら長年付されなかった「最終章」が――。
  飛ぶことの自由、生きる歓びを求めて羽ばたく "ジョナサン・リヴィングストン"。その姿はやがてカモメたちの伝説となるが、その先に思いもよらない飛ぶことへの「変化」が起きる。「真の自由」とは何か? 改めて問いかける魂の「完成版」!

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